先日「高気密高断熱という言葉に騙されないで!」という記事を書きました。

では「断熱性能はどれくらい求めればいいの?」を出来るだけ分かりやすく簡潔に書きたいと思います。

まず断熱性能を現す数値で「Q値」というのと「UA値」というものがあります。

どちらも数値が低いほど性能が良いとされます。

【1】Q値=0.7、UA値=0.3前後:パッシブハウスレベル 最高レベル・究極のエコ住宅

【2】Q値=1.0、UA値=0.35前後

【3】Q値=1.4、UA値=0.4前後:カナダのR-2000住宅レベル スウェーデンハウス同等

【4】Q値=1.6、UA値=0.46:次世代省エネ基準北海道レベル

【5】Q値=1.9、UA値=0.56:次世代省エネ基準の東北レベル

【6】Q値=2.7、UA値=0.87:次世代省エネ基準の福井レベル

大きく分けるとこんな感じです。

【6】の基準を超すと国が定める断熱性能の最高等級である「断熱性能4」が取得できます。

「最高等級」というと騙されてしまいますが前述したように基準が緩いだけです。

【6】レベルでは各部屋に温度差が生じ、気温よりも床温度が低く体感温度もよけいに寒く感じます。

家全体を暖めることは実質不可能に近く、部屋ごとの個別暖房になりヒートショックのリスクも増大します。

断熱住宅としての恩恵を受けるとしたら最低【5】よりも性能が良いことが大前提になります。

「高気密高断熱」とか「良い断熱材」のように抽象的な言葉ではなく、しっかりとした根拠を元に比較されることが大事だと感じます。

*性能数値はハウスメーカーや建築会社が公表しているモデルの試算値ではなく実際の家の数値が大事です。(試算値よりも実際は2~3割増しになります。)

ちなみに「ナチュレスタイル」は実際建てた家の平均値で【3】~【4】レベルです。

窓の大きさや家の大きさによっても異なります。

もっと性能を上げることは可能ですが建築費用(初期費用)やランニングコスト(冷暖房費)など費用対効果を考慮したコストパフォーマンス上、一番良いレベルなので、ここを標準にしています。

現在着工中の超高気密高断熱の家は【1】レベルです。

ここ1週間ほどで「断熱体験会」の参加者が増えてきました。

寒いこの時期限定ですので、ぜひご体感ください!

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