いきなり来ました、ウッドショック・・・。

ご存じない方もいらっしゃると思うので簡単に書いておきます。

アメリカ住宅市場や直近のスエズ運河座礁事故、他にも様々な世界情勢など複雑に絡み合って、日本が材木不足に陥っています。

私の耳に入ったのが3月下旬です。

その時は、いきなりすぎて実感もなく、材木屋さんが大げさに言っているのかな?くらいに思っていました。

それからたった1か月で住宅業界が材木不足で危険信号になってきました。

材木屋さんからは新規取引(会社)や大型物件の受付停止、上棟日確定期限制限や受注制限が始まり、それに伴い大手などは着工棟数計画を半減するなど情報が入っています。

地域や内容によっては「上棟できない」ということが始まっているようです。

上記に伴って材木価格高騰も始まっています。

これから家づくりを考えている方は不安になることもあると思いますが当社に関しては大丈夫です。(現時点で)

以下が大丈夫という理由です。

1.従来より品質確保のため年間着工棟数の制限をしており、年間スケジュールを決めた運営をしている。

2.年間スケジュールを決めているので期間に余裕をもって材木屋さんに発注している。

3.着工前には細部の納まり・外構や照明器具まですべての事項を決定している。

4.以上の取り組みにより材木屋さんからは「しっかりした会社(大事なお客)」と評価されている。

材木屋さんからすれば発注から上棟まで期間に余裕がなかったり(大手あるある)、無理難題を押し付けられたり(ローコストあるある)、細部の納まりが最終決定していないのに見切り発車するような会社(設計事務所、デザイン系あるある)は後回しにせざる得ない状況です。

当社では打ち合わせの時期や期間も決まっており、また作り手(職方)の環境整備のため、現場運営の細かなルールも存在します。

中にはそういったやり方が不満に思うお客様方もいらっしゃると思うのですが、自身で作った運営ルールは頑なに守り、一切ぶれずにやってきました。

住宅業界が危機的状況でも、従来とやり方を何ら変えずに家づくりを全う出来るということは、当社の運営方法こそ建築会社や工務店としての本来あるべき姿ではないかと個人的に思いました。

材木価格の高騰が始まっていますが、当社として現時点で値上げする予定はありません。

当社で建てて下さるお客様に注力するため、またコストパフォーマンスを上げるために追客営業は一切しておりません。

従来よりロスのない経営をしてきたので、こういった状況でも被害が最小で済みます。

「良い家づくり」のため、年中仕事のことを考えています。

物事の良悪に関してはお客様・現場(職人)・協力業者、優劣付けずに正直に向かい合ってきました。

正しい情報、間違った情報、誇張することなく伝えてきました。

「目をつむる」ということが嫌いで現場品質にはこだわってきました。

ウッドショックで大手やローコストメーカー、他にも営業力はあるが現場力の低い会社、普段から職方を大事にしない会社などは大打撃を受けると思います。

正しいやり方で誠実に取り組んでいれば、危機的状況に強いということを実感しました今日この頃でした。

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代表坂井3冊目の著書・最新刊→「福井で建てる後悔しない家づくり」

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