「ナチュレスタイル」ブログ
家づくり教本 発刊!
私が建築業界に足を踏み入れたのが1994年です。時代も令和になり様々なことが進化しています。
例えば車業界、万が一の事故で人の命を守る「エアバッグ」は当時高級車にしか付いていませんでした。
しかし今ではどうでしょう?軽自動車にも標準で付いています。
私が仕事で使用する軽トラックにも標準装備です。
他にも自動ブレーキシステムや誤発進抑制機能、車のボディも乗員と歩行者共に衝撃が最小限になるよう設計されています。
30年前と比較すると格段に安全性能が向上されています。
ハイブリッドカーをはじめ、燃費も向上され省エネ化が進み、軽自動車でも車の中は広く設計されており快適なドライブライフが送れます。
車は各メーカーが工場で生産しているため、すべての新車の性能が格段に向上されています。
それに比べて住宅業界はどうでしょうか?
在来工法の耐震等級1、断熱材はグラスウール、安価な合板フローリング、これらはすべて30年前と何ら変わっていませんが、未だにこういう仕様の新築住宅をたくさん見ます。
建売やローコスト住宅はもちろんのこと、見た目だけに特化したデザイン住宅、昔ながらの個人工務店など。
他にも低性能にも関わらず表現の仕方や営業トークでごまかしている会社も多々あります。
ほとんどの方が「家づくり」は人生の一大イベントになると思います。
見た目や目先のことだけにとらわれず、「これからの時代に本当に必要な家づくり」を知ることが、ご家族が安心して快適な生活を送れる第一歩だと感じております。
抜粋した内容です。
・長期優良住宅では不十分!今やるべき耐震
・業者任せでは不安な工事
・福井に必要な断熱レベルは?令和の省エネ住宅
・「高気密高断熱」「断熱最高等級」という言葉に騙されないで!
・樹脂サッシが福井の気候に合わない理由
・福井には当てはまらない「パッシブデザイン」
・間違いだらけの断熱施工
・福井に適した仕様、断熱材
・無垢床のメリット、デメリット
・ナチュレホームの人気プラン紹介
現場品質
標準仕様変更のお知らせ UA値0.26 C値0.1
除雪三昧
断熱材こそ後世を考える
近年、現場発泡ウレタンの断熱施工が増えています。背景には住宅の高気密化があります。
現場発泡ウレタンというのは外壁や屋根の面材に吹き付けて、それが発砲し断熱材になります。
液体が膨らんで固体になるので隙間なく施工できるといった特性があります。
現場発泡ウレタンは気密工事を特にしなくても材質の特性上、それなりの気密が得られます。
分かりやすく言うと「手っ取り早く高気密高断熱住宅ができる」のが近年増加している要因です。
しかし「手っ取り早く」が後々に悲劇を生みます。
解体業者に聞いた話ですが、現在の住宅解体費の相場は4万円/坪。
平均的な40坪の家で40坪×4万円=160万円の解体費用です。
現場発泡ウレタンの家だと解体費用が10万円/坪程度になるとのことです。
40坪×10万円=400万円です。
この差額は面材にくっついている発泡ウレタンを剥がす作業や処理費に掛かる費用とのことです。
住宅の解体費用は通常、誰が負担するでしょうか?
一般的には子供や孫にあたる方々が負担するはずです。
安易に目先のメリットに飛びつき後世に経済的負担を与えるような素材は考え物です。
話がそれるため詳しくは書きませんが2005年にアスベスト問題がありました。
現在でもアスベストの処理費用は多額です。内容は違えど同じようなことが繰り返し起こっている現状があります。
また発砲ウレタンは企業努力によってノンフロン化などが進んでおります。
メーカーは「ノンフロン化で環境に優しい」と謳っていますが、「従来の製品よりも環境に優しい」であって、そもそも石油化学製品が環境に優しいわけがありません。
断熱材は完成時には隠蔽されてしまうため意識が薄くなりがちですが、家一軒に使う使用量(立米数)だと材木よりもはるかに多くなります。
後世の経済的負担や地球温暖化対策も考慮すると断熱材こそ自然素材系=セルロースファイバーは最適といえるでしょう。
越前市にて気密測定
住宅書籍発刊!
お知らせ 2020年12月
動画で解説「ナチュレスタイル」
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