近年、「高気密高断熱住宅」と聞くと「夏涼しく、冬暖かい家」とイメージされる方がほとんどではないでしょうか。

しかし詳しく検証してみると、その言葉に騙されてしまうこともあるのでここで記しておきます。

まず「高気密高断熱」の定義ですが明確なものはなく、「平成28年度省エネルギー基準」を満たしていることが一つの基準として使われていることが多いようです。

表の「外皮平均熱貫流率」という数字が基準値で数値が低いほど性能が良いです。

省エネ区分.gif

今まで当たり前すぎて思っていませんでしたが、ふと不思議なことに気づきました。

福井県と宮崎県、鹿児島県が同じ基準値になっている・・・?

平均気温5度も違うのに何故?

興味があったので外皮平均熱貫流率0.87という数値はどれくらいの性能なのか専用ソフトを使い計算してみました。

断熱材は一般的に流通している一番安価の物でローコスト住宅や建売で使われるような物をセレクトしました。

床:ビーズ法ポリエチレンフォーム40ミリ
天井壁:グラスウール100ミリ/10k
窓:アルミ樹脂ペアガラス(ガスなし・普通ガラス)

なななんと!

3件ほどやってみましたが0.6~0.8(窓の大きさによって異なる)という数値ですべてクリアです。

逆にどうやったら0.87という基準値をクリアできないの(笑)という感じです。

ローコスト住宅や建売仕様で「高断熱」と言われても断熱住宅の恩恵は受けれないと思います。

しかし上記のような根拠があるためローコストでも建売でも営業マンは「高気密高断熱です!」と一般の方々に謳っていると思うと怖いです・・・。

「ナチュレスタイル」の平均数値は0.45前後で北海道基準を満たすレベルです。

この数値はモデルハウスでの体感や実際当社で建築されたお客様の声、またコストパフォーマンスも考慮していきついた値です。

「高気密高断熱」という言葉でひとくくりにしないで性能数値と、出来ればモデルハウスなどで体感して比較したほうが絶対間違いないですね!


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