間取りやデザインは家づくりを考えている方であれば、ほぼご希望があります。

ご自身ですごく勉強されている方は、さらに耐震・断熱・気密などのご希望もあります。

しかし基礎まで希望がある方はほとんどいません。

今回はモデルハウスの事例をもとに基礎一体打ちの重要性を説明していきます。

当社の基礎は現在「構造計算」+「外周基礎一体打ち工法」です。

構造計算には「一体打ちの横応力1.5倍」を含めず計算しているので実際は計算以上の強固な基礎になります。

一般的な基礎はベースと立上りを二回に分けて打設する「二度打ち工法」が採用されます。

二度打ち工法は施工性が良いため工事費が安く済み、ほとんどの会社が採用しています=全国で95%の採用率。

ベースと立上りを同時に打設=技術のいる一体打ちは、たった5%とのこと。

二度打ち工法と一体打ちの画像です。

基礎.jpg

二度打ち工法は完成時は打ち継ぎ部がモルタルできれいに仕上げてあります。

しかし安価な施工のため将来的に打ち継ぎ部から様々なリスクが生じます。

先日、当社のモデルハウスを何気なく見ていたら打ち継ぎ部にヒビが・・・。

モデルハウスは平成26年8月完成なので現時点で築7年2か月です。

当時の基礎は二度打ち工法でした。

現在の画像、モデルハウスなのに悪い事例です(泣)

PA070009.JPG

違う場所も。
PA070011.JPG

基礎外周の60%~70%にヒビが発生していました。

ヘアークラック(髪の毛程度)なので構造的に問題はありませんが、何十年スパンで考えると不安要素が残ります。

雨水やシロアリの侵入経路、水が入れば鉄筋が腐食して基礎強度低下など。

雨・雪など湿気の多い福井では基礎もこだわることをお勧めします。

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